大会長挨拶

 平素よりNPO 法人日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC)へのお力添えいただき、誠にありがとうございます。JALCは、毎年医師・歯科医師のための母乳育児支援セミナーを開催しており、今年は13回目となります。

 今回は、テーマを『健診の場での母乳育児支援』といたしました。日本における母乳育児率が徐々に上昇している今日この頃においても未だ成長評価への知識・見解に差があり、例えば、  “大きいことはいいこと”という社会通念が、現在も少なからず存在しております。母乳だけで健康にゆっくり体重が増えているにもかかわらず、健診の際に“体重の増え方が悪いから,人工乳を足すように”指導されることがあり、健診が逆に母乳育児のみならず母親の頑張りを妨げている光景を目にすることもございます。

 健診の役割の半分は母児の成長・発達・健康状態を含めた全身状態をチェックすることで、残りの半分は育児支援だと思います。乳児健診において母乳育児を推進するために大切なのは、母乳で育っている児の月齢毎の特徴や注意点や母親がその月齢で抱くことが多い悩み事を把握しておくことで、そうすれば母親へのサポートも効果的に出来、母乳で育てている母親の心に添って母児の健診を行うことができます。

 今回、出産前から卒乳まで、健診を通して母子ともに母乳育児を支援できるよう、各健診時期に合わせた講演を予定しております。健診における一般的な概説とともに、母乳で健康に育つ児がどのような成長の仕方をするのか、正しく理解し、母親が自信をもって育児ができるようアドバイスができる一助になればと考えています。明日からの母乳育児支援に、すぐに役立てていただけるような実践的で最新の情報やスキルをお届けいたします。

 また、 JALCは学習会を通して母乳育児が社会のスタンダードになることを願って、子育て中の女性が学習会に参加されることを歓迎しています。授乳中のお子様と一緒に過ごしながら講義を聴講できるスペースも準備していますので、授乳をしながら講義を聴くことができます。詳しくは、”お子様連れでご参加をお考えの皆様へ”をご覧ください。

 会場である大崎人事労務会館は、品川駅から山手線で一駅、また駅からも近く便利な場所です。11/4(土)学習会終了後には、会場から徒歩1分のホテル内にある『イルキャンティ大崎』にて懇親会も予定しております。学習会の講師や違う施設の参加者と交流していただきたき、学習会で新しい知識を得ることはもとより、母乳育児の楽しさを参加者同士で共有し、より実りの多い学習会になりますようにと願います。

皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

 

第13回 医師のための母乳育児支援セミナー in 東京

大会長  滝  元宏